在留資格&帰化専門の女性行政書士が帰化やビザに関するお悩み・ご相談を承っております。
千葉・船橋外国人ビザ&帰化申請相談センター
(運営:行政書士事務所フェリール)
対応エリア:千葉県船橋市を中心に、千葉県・東京都・埼玉県・神奈川県・茨城県
〒273-0048 千葉県船橋市丸山5丁目3番4号 201号室
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配偶者ビザとは、日本人や日本の永住ビザを持っている人の夫や妻が申請できるビザです。外国人夫婦用の在留資格である『家族滞在ビザ』とは別の在留資格になります。
配偶者ビザを申請するには、先に入籍をする必要があります。結婚をした後に配偶者ビザの申請をすることになるので、この順番には気を付けてください。
配偶者ビザは、簡単に言えば「私たちは本当の夫婦ですよ」ということを証明しなければなりません。
どうやって証明するのでしょうか?
基本的には『現代の日本の結婚常識』に乗っ取って考えるとスムーズです。お二人の結婚が本当の結婚なら基本的に問題ないのですが、日本の常識に乗っ取った結婚であることも大切です。
なぜ、『日本の結婚常識』に当てはめていく必要があるのでしょうか?
それは、ここは日本であり、審査をするのは日本人だからです。そして配偶者の片方は日本人、または長いこと日本に住んでいる永住者ですよね?それならば、日本の常識に乗っ取った結婚をするであろうと審査官が想定することは想像できるはずです。
また、配偶者ビザは偽装結婚での申請が多いことが問題となっています。「日本で仕事がしたいから、好きでもない人と結婚した」という理由で偽装結婚が行われることも、残念ながら少なくありません。また、そういう人を対象としたブローカーがいて、私自身、『●●人妻が欲しい日本人男性へ』という広告を実際に見たことがあります。結婚して配偶者ビザの許可が出た直後に外国人配偶者が行方不明になってしまったとか、子供が生まれたら離婚されてしまったという話が多いのも偽装結婚の特徴です。
偽装結婚は、はっきり言って入籍するまでのプロセスがいい加減です。ストーリーも薄っぺらいですし、本当のカップルなら絶対にあるべきものがないのも特徴です。
例えば、こんなカップルの結婚に対して配偶者ビザの許可が出るのかどうか考えてみましょう。
・日本人男性と外国人女性が結婚をする
・日本人男性は30歳年上
・親同士が知り合いで、紹介で結婚することになった
・本人同士は会ったことがなく、もちろんデートもしたことがないのに籍を入れる予定
・電話で話したこともなく、メールやラインのやり取りなどもしたことがない
このような場合、これは本当に愛情がある結婚だと思えるでしょうか?生まれてからずっと日本で生活をしている日本人の私には残念ながら嘘の結婚としか思えません。私だけではなく、多くの日本の常識を持った方々が、「これは変だ」と思うはずです。そして、審査官も日本人なので、おそらく私と同じように考えると思います。
偽装結婚を描いた『逃げるは恥だが役に立つ』というドラマが日本で大ヒットしましたが、残念ながらそのような理由では配偶者ビザの許可がでることはありません。
本当の愛は証明できる
「遠距恋愛で滅多に会えないから信用してもらえないかも」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に愛し合っている二人なら、その愛の証明はできるはずです。会えない代わりに、どうやって愛を育んでいますか?それを書類として提出すれば問題はありません。
また、「日本では結婚式をするのが普通ですが、私たちは結婚式を挙げる予定がありません。結婚式はしないといけないのでしょうか?」という質問もいただきますが、最近は結婚式をしないカップルも増えましたので、結婚式をしないことだけで「怪しい」と疑われることはないでしょう。他のもので真実の愛を証明していくことになります。
配偶者ビザを申請するご夫婦のほとんどは新婚ですので、私が照れてしまうほど素敵なお話を聞かせてくださいますし、沢山の証拠書類を見せてくださいます。10組いれば10組とも違うお話ですし、皆さん、本当に幸せそうに話してくださるので、私は配偶者ビザの面談がとっても好きです。
偽装結婚は100%防ぐことはとても難しいかもしれませんが、国際結婚の場合は国と国の問題になるので、日本としても慎重に審査するのは仕方がないことです。申請をお手伝いする私たち行政書士も、「なんでこんなことまで聞くんだ」と相談する皆さまが思うほど、詳しくヒアリングを行います。
夫婦のどちらかが過去に何か問題があった場合は、他の在留資格と同様に審査は厳しくなりますし、すぐに許可が出ない可能性もあります。ですが、特に何の問題もなく暮らしてきた二人で、真実の愛の結婚であるならば、基本的に心配することはないでしょう。
2022年9月4日
親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。